【Webライターはどんな仕事？】現役ライターがゼロから分かりやすく解説

近年、副業や在宅ワークの1つとして注目されているWebライター。

ですがまだまだ情報が少ないため、Webライターがどんな仕事なのか世間には認知されていません。

本記事では気になるWebライターの実態を"現役Webライター"が忖度抜きで紹介していきます。

本記事はWebライター＊ある＊が実際に体験してきた情報を厳選し、分かりやすくまとめています。

専門用語には解説をつけているので、予備知識なしでも全然問題ありません。

このまま安心して読み進めてくださいね。

Webライターとは

Webライターとは、クライアント(仕事の発注者)の代わりに記事や文章を執筆することで報酬を得る仕事です。

おおまかに分類すると主に4種類のライターに分けられます。

ライターの種類	仕事の内容
SEOライター	インターネット検索の上位に表示される記事を書く
セールスライター	商品を売るための文章を書く
コピーライター	広告や宣伝の文章を書く
ルポライター	現地で取材し記事を書く

WebライターはSEOライターの割合が断然多く、世間一般ではSEOライター＝Webライターといわれることが多いです。

SEOライターの基礎を学べば、他のライターにも通ずるので、まずはSEOライターとしての基本を身につけましょう。

特別な才能は必要なく、案件の種類が豊富なので未経験者も参入しやすいのがWebライターの魅力。

ここからはWebライター(SEOライター)がどのような仕事なのかを解説していきます。

Webライターの仕事内容

Webライターの主な仕事は、クライアント(仕事の発注者)の代わりに記事や文章を書くことです。

クライアントの指示に従い、要望に沿った記事を納品する対価として、報酬が入る仕組みです。

Webライターの魅力は、自宅で作業できること。特にママ・主婦にぴったりな仕事です。

Webライターの年収

なぜライターによって年収に大きな開きがあるのか？それはWebライターの独特の働き方が関係しています。

Webライターは、自身の働き方や目標によっても収入に差が出ます。

ここからは年収に開きがある理由について詳しく解説していきます。

働き方に正解、不正解はありません。ぜひ自分のイメージする働き方の参考にしてみてください。

専属ライターorフリーランスライターによって年収が変わる

Webライターの働き方は主に2通りに分かれます。

企業に所属する月給制のライター(会社員)と業務委託のフリーランスライター(個人事業主)です。

専属ライターであれば、企業の定めた給料が毎月支払われるため収入は安定していますが、どれだけ頑張っても報酬に変化はありません。

反対にフリーランスのWebライターは基本的に1件の案件ごとに報酬が入るのが特徴です。

手がける記事の単価が高ければ高いほど、案件数をこなせるようになるほど年収が高くなる仕組みです。

「頑張った分、見合った報酬が欲しい！」と思う方に向いている働き方です。

副業ライターor本業ライターによって年収が変わる

Webライターの年収は、ライターに割ける時間によっても大きく変わります。

Webライターには複数の仕事をかけ持ちしながら働く副業ライターと、Webライター一本で生計を立てる本業ライターに分かれることを知っておきましょう。

稼ぎたい金額は人それぞれ異なると思います。

各個人の目標や働き方によって働く時間を調整できるのがWebライターの長所の1つです。

Webライターとブロガーとの違い

文章を書いて報酬を得る仕事は、Webライターだけではありません。

代表例としてブロガーが挙げられますが、実はWebライターとブロガーは報酬を得る仕組みが大きく異なります。

	Webライター	ブロガー
報酬の仕組み	成果報酬	広告収入(アフェリエイト)
記事の内容	与えられたテーマに沿って書く	内容は自由
納期	納期あり	納期なし
特徴	納品すると報酬が入る	報酬が入るまでに時間がかかる

ブロガーはブログに掲載している広告が主な収入源になります。

広告収入を得るためには読者のアクセス数が必要になるので、読者に読んでもらえないと収入に繋がらないのが難点です。

執筆した記事そのものが収入になるのはWebライター、執筆した記事の広告が収入になるのはブロガーと覚えておきましょう。

Webライターになるために必要な3つのスキル

Webライターの最大の魅力は、何といっても仕事の始めやすさ。

執筆の専門職でありながら、専門資格を取ったり専門機関への登録をしなくてもスタートできます。

最低限のスキルが備わっていればすぐに活動できるのがWebライターの特徴なんです。

Webライターになるために必要なスキルは主に3つ。

ここからは、Webライターに必要なスキルについて詳しく解説していきます。

必要なスキル①｜日本語の読み書きスキル

Webライターとして働く最低条件は『日本語の読み書きができること』とハードルが低いのが特徴です。

読み書きの基準は、義務教育レベルの日本語が理解できて、小学5～6年生にも伝わるような分かりやすい文章が書けること。

独創的な表現よりも、情報を伝える正確性が求められる仕事なので「自分には文才がないから無理かもしれない」と身構える必要はありません。

必要なスキル②｜最低限のパソコンスキル

Webライターは他のWeb関連の仕事と異なり、最低限のパソコンのスキルがあれば仕事をこなせます。

例えばプログラマーであればコーディング知識、Webデザイナーであればデザインスキルが必要になりますが、Webライターは主に3つのスキルがあればスタートすることができます。

上記のパソコンスキルが身についていなければ、始める前に一度触れて覚えておきましょう。

完璧に覚える必要はありません。ツールの基本操作ができるようになれば受注できる案件の範囲が広がります。

必要なスキル③｜インターネットを使ったリサーチ力

Webライターの役割は、競合サイトよりも高品質の記事を書き、クライアントに利益をもたらすことです。

そのため競合よりも良い記事を書くには、競合サイトを詳しく知る必要になるため、インターネットを使ったリサーチ力が求められます。

競合サイトの文章にはたくさんの情報が埋まっており、それを掘り起こすのがWebライターの仕事になります。

記事を書くための情報のほとんどはインターネット検索で得るものです。

普段からスマホやパソコンを使って複数のサイトや商品を比べることに慣れている人は、すでにリサーチ力も身についているかもしれません。

Webライターの仕事の流れ

ここからはWebライターが実際どのような仕事をしているか気になる人に向けて、仕事の流れを分かりやすく解説していきます。

仕事の流れは主に5つあり、以下の通りになります。

①指示の確認とすり合わせ

Webライターはクライアントの要望に沿って記事を書く仕事なので、指示内容の把握は必須です。

基本的にクライアントは、チャットツールを通じて指示書やマニュアルを送ってくるので、まずは内容を把握することから始まります。

指示を確認せずに書き始めると、求めるゴールからどんどん離れてしまい、クライアントの要望通りの記事にならないので要注意。

また、不明点や改善点が見つかれば、記事を書く前にクライアントに質問することもできます。

良い記事を書くために時には意見を伝えることも必要になります。

②事前リサーチ

初心者ライターの大きな悩みといえば、記事の書き方がピンとこないこと。

書き方が分からない方は、まずは競合記事を参考にしましょう。

実は初心者でも執筆前に競合リサーチを徹底すれば、高品質の記事を書けるようになります。

基本的にインターネットで競合記事を調査したり、クライアントが用意した商材をもとに記事を書くことが中心です。

物を購入して記事を書く場合は、クライアントから別途費用をもらえるので、ライターが負担することはありません。

自宅でかつ無料で完結できることがほとんどなので、費用が気になる方もやりやすい仕事です。

③記事の執筆

事前リサーチを終えたら、手に入れた情報をもとに記事を執筆していきます。

依頼される執筆の内容は、請け負う案件によって異なります。

記事の目安の文字数は、仕事の内容やジャンルによって異なります。

例えば2,000～3,000文字の記事の執筆もあれば、10,000文字を超える文章を書くことも。

まずは慣れるまでは2,000～5,000文字の記事を目安に記事を書くのがおすすめです。

④チャットツールを使った報連相

執筆作業中の質問やトラブルがあったときの相談、作業後の報告は、基本的にチャットツールを使います。

チャットツールとは、LINEのようなやり取りができるツールのこと。

複数のクライアントやライターと情報を共有することができる、情報を整理しやすいなどのメリットがあります。

電話を使わないので、話すのが苦手な人も常に着信を気にしてしまう人も安心です。

⑤記事の納品

書き終えた記事をチェックし終えたら、インターネット上で記事の納品をします。

クライアントが記事の内容を確認して納品が認められればWebライターの仕事は完了です。

もしも修正箇所があれば再度直して納品し、完了すれば報酬が入る仕組みです。

納期はクライアントによって変わります。3日のところもあれば1週間以上のところも。

焦らずに自分のレベルやペースに合わせて案件を選びましょう。

Webライターの7つのメリット

ここからは現役Webライター目線でWebライターのメリット・デメリットについて紹介していきます。

Webライターの魅力は、始めるメリットが多いこと。

ここからはメリットについて詳しく解説していきます。

メリット①｜初期費用がかかりにくい

Webライターに必要なツールは主に4つです。

実はWebライターは初期費用がほとんどかかりません。

事務所や店舗を借りたり、商品の在庫を抱えることもないので、もしもうまくいかなかったときのリスクが小さいというメリットがあります。

他のWeb関連の仕事と異なり、文章作成や閲覧することが中心になるので、パソコンの性能が高くなくても問題ありません。

以下がパソコンのスペックの目安になります。

職種	必要な機材	※パソコンのスペックの目安	パソコン代の目安
Webライター	パソコン	CPU:IntelCore i3以上 メモリ:8GB以上 ストレージ:128GB以上	5～10万円
Webデザイナー	パソコン デザインソフト	CPU:IntelCore i5以上 メモリ:16GB以上 ストレージ:256GB以上	15～30万円
動画編集	パソコン 動画編集ソフト	CPU:IntelCore i7以上 メモリ:16GB以上 ストレージ:512GB以上	20～100万円

またインターネット回線は必要ですが、Webライターになるために高速回線に変更しなくても大丈夫です。

オンライン通話や動画が見れるくらいの回線速度があれば、仕事に支障はありません。

Webライター用のアカウントも必ず準備しておきましょう。

メールアドレスやチャットツールのアカウントも無料で簡単に取得できます。

ライター用の口座もつくるようにしましょう。

今ある口座を使っても問題はないですが、プライベートと混同してしまうので分けることをおすすめします。

メリット②｜年齢や性別関係なく稼げる

Webライターは誰もが平等に稼げるチャンスがあるのが大きな魅力。

「年齢関係なく評価してほしい」「頑張った分報酬をもらいたい」と職場で思ったことがある方におすすめの仕事です。

年齢や性別で報酬が変わることはなく、ライターとしての実力を平等に評価してもらえるので、自分の実力を試したい人にぴったり。

たとえ顔出しや本名を公表していなくても、稼げるチャンスは平等にあります。

メリット③｜ライフスタイルに合わせて働ける

Webライターは自由度の高い仕事です。

自分で働く時間を調整できるので、仕事とプライベートとのバランスを取りたい人との相性はバツグンです。

例えば、現在小さなお子さんがいるママライターであれば、子育てのスキマ時間を中心に仕事し、お子さんの成長に合わせて働く時間を徐々に増やすこともできます。

ライフスタイルは常に変化していくもの。

日々の変化に順応して働けるのがWebライターの良いところです。

メリット④｜本業と副業どちらから始めても良い

Webライターの魅力は、本業でも副業ライターのどちらからスタートしても自由なこと。

例えば、最初は本業とかけ持ちで副業ライターから始めて、収入が安定したら本業ライターになるということもできます。

反対に本業ライターとして集中して活動し、稼げるようになるまでの期間を早めるという選択肢もあります。

メリット⑤｜スキルが身につく

Webライターは仕事を通じて、文章力やパソコンスキルが鍛えられるのが魅力です。

特に文章力やパソコンスキルは、どんな仕事にも活用できるスキルなので、身につくと重宝します。

実は、身につくスキルは文章力だけではありません。

自分で案件を探すところから納品まですべて自分でするので、仕事に必要な知識が自然と身につきます。

メリット⑥｜キャリアアップができる

Webライターとしての働き方は1つではありません。

Webライターの仕事は積み重ねていくことで、キャリアアップすることも可能です。

Webライターのキャリアアップは、学歴や年齢は関係なくできるのが大きな魅力。

出産や子育てがきっかけでキャリアアップを断念したママ・主婦に人気の理由のひとつです。

本気で挑戦したい人にも自信をもっておすすめできる仕事です。

メリット⑦｜始めるリスクが少ない

「もしも失敗したらどうしよう」「自分に合わなかったらどうしよう」と一歩を踏み出せなくなる理由の１つが、失敗後のリスクです。

誰もがせっかく購入した専用機材や専門資格の勉強の時間が無駄になるのは避けたいもの。

Webライターは初期費用がほとんどかからないので、リスクが少ないのも長所の1つです。

Webライターの働き方にはメリットだけではなく、デメリットも当然あります。

ここからは実体験をもとにWebライターのデメリットを紹介していきます。

Webライターの3つのデメリット

Webライターは魅力的な仕事ですが、楽な仕事ではありません。

「手軽に稼げるもの」「簡単に稼げるようになる」と考えていると、スタートでつまずいてしまうことも。

ここからはWebライターの3つのデメリットについて、現役ライター目線で順番に解説していきます。

デメリット①｜稼げるようになるまで時間がかかる

Webライターは、スタートしてからすぐに稼げるようになるのが難しい仕事です。

すぐに稼げない理由は、執筆以外の作業に時間を取られてしまうからです。

スタート直後は執筆する時間よりも、案件を獲得するために時間を使うことが多くなります。

下積みに時間がかかるのが、Webライターの最初の壁になります。

作業に慣れない間はこなせる案件の数が少なくなるので、稼ぐまでに時間がかかってしまいます。

ただし、壁を乗り越えて案件を安定して受注できるようになると、収入が跳ね上がりやすい仕事です。

デメリット②｜案件次第では稼げなくなる

Webライターは会社員やパートのように会社に所属する仕事と異なり、すべて自分で案件を探さなくてはなりません。

世に出回っている案件のなかには、初心者を狙う悪条件の案件も含まれています。

悪条件の案件を選んでしまうと、どれだけ頑張っても稼げなくなるのが厄介なところです。

事前知識を蓄えておけば、悪条件の案件や詐欺まがいの案件に引っかかりにくくなります。

案件の探し方のコツさえあらかじめ知ってしまえば怖いものはありません。

最低限の事前知識は、スタートする前に覚えておきましょう。

デメリット③｜工夫をしないと案件を獲得できない

Webライターは始めやすい仕事ですが、けっして楽な仕事ではありません。

参入しやすい仕事だからこそ、ライバルとなるライターもたくさんいます。

好条件の案件は自分以外にも狙っているライターも多く、案件をなかなか獲得できず挫折してしまうライターも少なくありません。

これが「Webライターは稼げない」「Webライターはやめておけ」といわれる理由の1つです。

数多くのWebライターのなかに埋もれないようにするためには、目立つ工夫をしなくてはなりません。

Webライターの3つのデメリットは、事前にWebライティングの勉強をしておくことで解決できます。

最後に勉強方法について解説するのでぜひ参考にしてください。

始める前にスキルと知識を蓄えよう

ここまで読んでいただきWebライターに興味を持ってくれたのなら、まずはチャレンジしてみましょう。

チャレンジするからには稼げるライターを目指してください。

始める前に最低限のライティングスキルと知識を身につけておくことで、稼げるライターになる確率を高めることができます。

学び方は独学で身につけるかライティングスクールで学ぶか主に2つあります。

独学で身につける

独学は自分のペースで学びたい人や初期費用をできるだけ抑えたい人に向いている学習方法です。

10～15分のスキマ時間を使って学べるので、まとまった時間を取るのが難しい人も実践できるのも魅力です。

独学の教材は種類が豊富で、少ない費用で手に入るのが特徴です。

自分の力で取捨選択しなくてはならないので、時には壁にぶつかったり遠回りしてしまうかもしれません。

しかし情報の見極めが難しい分、自力で解決する力も身につきます。

「自分の力を試したい！」「まずはやってみたい！」と思える人にはおすすめです。

ライティングスクールで学ぶ

ライティングスクールは専門講師や現役ライターが用意するカリキュラムに沿って学ぶ方法です。

少しでも早くライティングスキルを身につけたい、稼げるようになるために費用を惜しまない人に向いた学習方法です。

オンラインスクールが主流で、身支度や移動時間を短縮して学習に集中することができます。

そのため家事育児を両立したいママや主婦、本業がある人にも人気です。

学習スタイルや料金は各スクールによって異なるため、事前確認しておくことがおすすめです。

スクール選びを怠ると効果的な学習にはなりません。

ライティングスクール選びをするなら必ず複数の比べてみることをおすすめします。

ライティングスクールに興味のある人はこちらの記事で解説！

【現役Webライター厳選】おすすめのライティングスクール6社を紹介

Webライターの＊ある＊です。 副業ブームもあり、Webライターも在宅ワークの1つの選択肢として注目されるようになりました。 専門資格も不要、初期費用も少なく始めやすいため、数多くの人が参入している仕 ...

まとめ

Webライターとはクライアント(仕事の発注者)の代わりに記事や文章を執筆することで報酬を得る仕事です。