
SEOライティングってなんでしたっけ?覚えなくちゃだめですか?


検索サイトで上位表示されるような記事が書けるようになることです。
必須知識なので覚えておきましょうね!
SEOライティングはWebライターが覚えておくべき基礎知識の1つ。
稼げるライターと稼げないライターの差は、SEOライティングを活用できているかといっても過言ではありません。
でも実は、現役WebライターでもSEOライティングについて詳しく知らない方も多いんです。

私もSEOについて何も分からず苦戦していました。この機会に一緒に学びましょう✨

本記事ではSEOライティングについて、知っておくべきポイントとコツを詳しく解説していきます。
初心者さんは良いスタートを切るために、現役の方はさらなるレベルアップに繋げてください。
専門用語には解説付きで紹介していくので、安心して読み進めてくださいね✨

SEOライティングとは?

SEO(Search Engine Optimization)とは、直訳すると『検索エンジン最適化』を意味する言葉です。
要約するとSEOライティングは、Google・Yahooなどの検索エンジンで上位に記事を表示させるように書くことです。

現在、検索エンジンの利用率はGoogleのシェアが圧倒的上位のため、Googleで検索したときの順位が重要になります。
主にGoogleは『Googleが掲げる10の事実』という考えのもと、クローラーと呼ばれるロボットで機械的に記事を評価しています。
Google検索で高く評価される記事は以下のようなものを指します。
SEOで高く評価される記事
・読者が求めている情報か掲載されている
・短く分かりやすくまとまっている
・独自性がある
・情報に信頼度がある
・見やすいレイアウト
検索上位に表示させるためには、法則があるんですね!

Webライターは『読者とGoogleのどちらにも評価される優良な記事を書く』ということを求められます。
意識しておくことで記事のクオリティが大きく変わるので、常に意識しておきましょう。
クライアントはSEOライティングができるライターを求めている

クライアント(仕事の発注者)は、検索上位になるような記事を書ける=SEOライティングができるWebライターを求めています。
検索の順位次第で、ユーザー(読者)が記事をクリックする確率が変わるといわれています。
検索順位 | クリック率(CTR) |
検索1位 | 20~30% |
検索2位 | 15~16% |
検索3位 | 10~11% |
それ以下の順位 | 10%未満 |
自社の記事にクリックされる回数が増えれば増えるほど、クライアントの記事から商品やサービスが売れる確率が増えます。
掲載順位が1つ変わるだけで売上が大きく変わるので、クライアントは掲載順位に敏感なんですね。


クリック率のことを"CTR"といいます。
専門用語でやり取りするクライアントもいるので覚えておきましょう。
Webライターがクライアントに求められるのは、検索上位になるような記事。
SEOライティングができるWebライターになるためには、SEOに評価されるためのポイントを押さえましょう。
ここからはSEOライティングの基本について解説していくので、この機会にぜひ覚えてください。
SEOライティングの3つのポイント


実はSEOの明確な基準はGoogle社外秘…。掲載順位を上げる正確な方法は誰も分からないんです。
『Googleが掲げる10の事実』から読み解くと、SEOライティングでもっとも大事なことは『ユーザーファースト(読者最優先)』で記事を書くことになります。
読者にとって有益な記事はGooglからも高い評価を受け、検索上位に表示される可能性が高まるからです。
そのためSEOライティングは、特に3つのポイントを意識をして記事を書く必要があります。
3つのポイント
・ユーザーメリットを意識する
・独自性・専門性のある情報を意識する
・読みやすい文章にする
ここからは3つのポイントを深掘り、具体的な書き方について詳しく解説していきます。
ポイント①|ユーザーメリットを意識する

初めに検索エンジンに入力するキーワードからユーザー(読者)が何を求めて検索しているかを読み解きます。
検索キーワードからユーザーの求めているものを読み解くことは、SEOライティングの本質と言っても過言ではありません。
例えば、検索キーワードが『SEOライティング 初心者』の場合、ユーザーはどのようなことを求めて検索していると予想できるかが重要になります。
ユーザーが求めるものの予想
◆"SEOライティング" ”初心者"で検索した場合
・SEOライティングが何か知りたい
・SEOライティングで上位表示を狙いたい
・SEOライティングのコツを知りたい
検索ユーザーを具体的にイメージすることが必要ですね。私は苦手かも…。


最初はなかなか思い浮かばないかもしれません。
少しずつ慣れてくるので根気よくいきましょう。
ポイント②|独自性・専門性のある情報を意識する
ユーザーにとって有益な記事とは『求めている情報が網羅されている』ものを指します。
満足度を高めるには『テーマに沿った専門性のある情報』だけでなく『競合記事にはない独自性』を両立しなくてはなりません。
またGoogleが独自に定めている良質なウェブサイトを評価する基準である、『E-A-T』を満たすこともSEOライティングでは重要です。
E-A-Tとは?
①専門性(Expertise)
・テーマが統一されている
・専門情報が網羅されている
・ユーザーの悩みが解決できる
・新しい情報を得られる
②権威性(Authoritativeness)
・社会的認知度や評判のよさ
・第三者からの評価が高い
・コンテンツがSNSや他サイトで紹介されている(被リンクを獲得している)
③信頼性(Trustworthiness)
・コピーされたものではなく、オリジナル性があるコンテンツ
・運営元の開示や個人情報が保護されている安全なサイト
・WebサイトがSLL(HTTPS)化されている
SEOライティングを始めたてのWebライターは全ての条件を満たして記事を書くことは難しいです。
意識したからといってすぐに結果が出るものではないので、焦らずに経験を積み重ねていきましょう。

スキマ時間で競合記事を意識して読んでみることをおすすめします。
ポイント③|読みやすい文章にする
ユーザーにとって良質な記事は、読み進めたくなる文章で書かれていることが前提です。
Web記事のほとんどが無料で読めるため、読みづらいと思ったらユーザーは読むのをやめてしまいます。
たしかに…私も合わないと思ったら10秒くらいで読むのをやめちゃいますね…

ユーザーに最後まで読んでもらうためには、まずは書き方の意識を変えるところから始めましょう。
読みやすい文章のポイントは主に2つ。
6つのポイント
・見出しで結論を伝える
・見出しと本文の内容を合わせる
・文章は短く簡潔に書く
・同じ文末を繰り返さない
・主語と述語を正しい位置に置く
・接続詞・指示語を多用しない
ここからは、意識するべき6つのポイントを詳しく解説していきます。
①見出しで結論を伝える
ユーザーは、結論をできるだけ早く知りたいと考えています。
できれば短時間で情報が伝わるように、見出しに結論がすぐに書かれていると、本文もしっかり読んでもらいやすくなります。
見出しが結論、本文がその補足というイメージで書いてみましょう。
できるだけ『見出しだけを読んでも内容が分かるような文章構成』を心がけるのが理想です。

もちろん見出しに結論を入れるのが難しいケースもあります。
見出しに結論を入れられそうであれば積極的に入れてみましょう。
②見出しと本文の内容を合わせる
ユーザーは冒頭のリード文や目次を読んでから、そのまま記事を読み進めるか判断することが多いです。
見出しと本文の内容にズレのない構成になるように文章を書きましょう。
なぜならユーザーは見出しに合わない本文が書かれていると、読む気がなくなってしまうからです。
書き終わった後に見出しと本文が合っているかを読み返して確認するクセをつけたいですね!

③文章は短く簡潔に書く
長すぎる文章は、読みづらいだけでなく情報も伝わりにくくなってしまいます。
「長い文章の方がWebライターっぽいのでは?」と思うかもしれませんが、シンプルな文章を書くように心がけましょう。
短時間で情報を求めるユーザーに満足してもらうためには、まずは簡潔に分かりやすく書くことを意識してください。
簡潔に書くポイント
・1文60文字以内になるよう意識する
・一文一義を心がける(一文に一つの情報だけを入れること)
・回りくどい言い回しを使わない(二重否定、誤った敬語表現など)
④同じ文末を繰り返さない
同じ文末を繰り返すと、単調なリズムになり、ぎこちない文章になってしまいます。
たとえば、初心者にありがちなのが『です』『ます』を使った文末を連続してしまうこと。
同じ文末表現は連続で2回までにすると、リズムが良くなり格段に読みやすくなります。
バリエーションを増やして『です』『ます』以外の文章を書けるようになりましょう。
文末の例
・~でしょうか?のような『問いかけ』
・~ですよね。のような『話し言葉』
・文末を名詞で終わらせる『体言止め』

書いた後に一度自分で読み返してみると、気づきやすくなりますよ✨
⑤主語と述語を近づける
『主語と述語の置く位置が遠い』ことも読みづらい文章の特徴の1つです。
主語と述語の距離が遠くなるほど、ユーザーは内容が頭に入らなくなってしまいます。
主語と述語が離れた文章
私は毎日読書と読み書きの練習を合わせて2時間はしているため、文章を書くのが得意です 。
読みやすい文章のポイントは、主語と述語をなるべく近づけて書くこと。
言葉が連動して断然読みやすい文章になります。
改善例
私は文章を書くのが得意です。なぜなら読書と読み書きの練習を合わせて2時間はしているからです。
文章の書き方には様々ななパターンがありますが、まずはシンプルな書き方を身につけておきましょう。

まずは結論を書いてから、その後に補足する文章を書くと読みやすくなりますよ!
⑥接続詞・指示語を多用しない
ユーザーは必ずしも記事を順番に読むとは限りません。
読みたいところだけ読んだり、流し読みしている方もたくさんいます。
読みやすい文章を書くには『接続詞・指示語を多用しない』ということも大切なポイントです。
指示語とは『これ』『あれ』『それ』などの言葉を指します。
こそあど言葉ともいわれているようですね!

曖昧な表現や回りくどい言い回しは、ユーザーに情報が伝わりづらくなります。
文章を読みやすくするはずの接続詞も、多用しすぎると伝わりづらくなってしまうことも。
ユーザーが間違った解釈をしたり、離脱してしまうため使いすぎには注意しましょう。
文章構成の基本はこちらの記事で解説!
タイトルの決め方の3つのポイント

SEOライティングでは、記事のタイトル決めにも力を入れましょう。
せっかく書いた記事もクリックしてもらえなければ、ユーザーに読んでもらうことができません。
クリック率を上げるにはタイトルを魅力的にする必要があります。
例えば、ユーザーに「自分にとって有益かも!」「悩みが解決しそう」と思ってもらえるように、意識して決めましょう。
クライアントさんからタイトル作成の依頼が来たときに参考にしてくださいね✨

3つのポイント
◆狙いたいキーワードを入れる
◆タイトルは30文字以内にする
◆具体的な数字でユーザーの興味関心を引く
ここからは3つのポイントを順番に紹介していきます。
ポイント①|狙いたいキーワードを入れる

タイトルとディスクリプション(Webページの説明文)には、狙いたいキーワードを入れるのがベター。
狙いたいキーワードを入れることで、ユーザーとクローラーにどんな内容の記事か判断してもらいやすくなります。
また人の視線は左から右に流れるため、狙いたいキーワードはユーザーの目に入りやすい前半部分に入れてタイトルを作成するのがおすすめです。
ただし、キーワードを詰め込もうとするとタイトルが不自然になるので要注意。
タイトルを書いてみたら読み返して、スムーズな文章になっているかチェックしてみましょう。

迷ったときは検索上位記事のタイトルを10つほど読んで参考にしてみましょう。
ポイント②|タイトルは30文字以内にする

タイトルはどの端末でも全文が見えるように、30文字以内に収めることをおすすめします。
検索結果でタイトルが全体表示される文字数は、パソコンで約40文字、スマホだと30文字程度です。
記事のタイトルがすべて表示されるとは限らないんですね…

タイトルが長くなってしまう場合は、狙いたいキーワードを優先的に組み込むようにしましょう。
不自然にならないように注意しながら、タイトルのはじめの方に入れるようにしましょう

慣れるまでは同じキーワードの検索上位のタイトルを参考にしてみましょうね。
ポイント③|具体的な数字でユーザーの興味関心を引く
具体的な数字をタイトル内に入れるのもクリックを促すテクニックの1つです。
数字で表すことで、ユーザーは記事の内容を連想しやすくなります。
例
・〇〇のおすすめ3選
・たった5分でできる〇〇の方法
・944人から調査
・89%が高評価
数字はできるだけ細かく具体的に出すことで、ユーザーの関心を引くきっかけになるので、できるだけ細かく書きましょう。
例えば、数字を約100人と表現するよりも、97人と書いた方が説得力が出やすくなります。
まとめ
今回は初心者が知っておくべきSEOライティングについて解説しました。
SEOライティングとは『Google・Yahooなどの検索エンジンで上位に記事を表示させるように書くこと』です。
上位表示を狙うには、ユーザーにとって良質な記事である必要があります。
SEOで高く評価される記事
・読者が求めている情報か掲載されている
・短く分かりやすくまとまっている
・独自性がある
・情報に信頼度がある
・見やすいレイアウト
まずはユーザーの立場に立って記事を書くところから始めましょう。
一度にすべて身につけるのは難しいので、何度も読み返して身につけてください。
SEOライティング 3つのポイント
・ユーザーメリットを意識する
・独自性・専門性のある情報を意識する
・読みやすい文章にする

SEOライティングを習得のヒントになれば幸いです。一緒に頑張りましょうね✨